火災を覚知した場合は速やかに消防へ通報を(周知)
2024/10/17
以前にも周知しておりますが、近年、地上設置太陽発電での機器やケーブルなどの焼損事故が散見されています。
また、冬季は空気が乾燥することにより火災が発生しやすい時期でもあります。
火災が発生した時は、消防への通報等の初動対応が重要です。
事業場内で火災と思われる異常(火炎や煙が発生している等)を覚知した場合は速やかに通報して下さい。
これらの事故・不具合は日常点検などの保守点検を適確・適切に行うことにより未然に防ぐことが可能です。
弊協会では、太陽光発電システム保守点検ガイドライン〔日本電機工業会・太陽光発電協会 技術資料(第2版)〕を公開しておりますので、ご参照の上、法令点検以外にも日常の保守点検を適確に実施して頂くようお願いいたします。
また、最近、地上設置の太陽電池発電設備では、草刈りが必要十分に行われていない例も見受けられ、太陽電池アレイ等が焼損した場合、最悪なケースとして、下草への火災へ広がる可能性の懸念もあります。
防草対策は安全管理や設備の長期電源化に不可欠でもあり、併せて実施して頂きますようお願いいたします。
今般、2024年9月10日に開催されました経済産業省 電力安全小委員会 電気設備自然災害等対策ワーキンググループ(WG)(第21回産業構造審議会)において、大型地上設置太陽光発電で分散型PCSを設置する場合の防火対策について、技術基準を明確化すべき方針が示されました。
(※)例えば、PCS周辺の草については除草、難燃性の防草シートや砕石の敷設等を実施する。
発電事業者ならびに関係事業者様におかれましては、上記のWG資料で示されました内容を参考にされて、より更なる防火安全対策のご対応・注力頂きますよう、お願い申し上げます。