セミナー・講演会

一般社団法人日本風工学会 太陽光発電システム風荷重・耐風性能評価研究会編「太陽光発電システム耐風設計マニュアル(2024年版)」説明会(セミナー)

2025/01/24

日本風工学会では2014年度に「太陽光発電システム風荷重評価研究会」を設置して調査研究活動を開始しました。
2017年2月に「太陽光発電システム耐風設計マニュアル」を作成しました。当時の主流であった地上設置型と屋根上設置型の太陽光発電システム(PVS)を主対象としていましたが、設置形態が多様化したことや最近の研究によって新たな知見も得られたことなどにより、改訂に対する要望が強くなっておりました。
2020年10月に日本風工学会内に「太陽光発電システム風荷重・耐風性能評価研究会」を組織してマニュアルの改訂作業に着手いたしました。(改定版のマニュアルはAmazonのwebサイトにて販売中)
太陽光発電システムは軽量で受風面積が大きいため強風によって飛散する被害が少なからず発生しており、その原因のほとんどが耐風設計の不備であると考えられます。構造設計者の多くは耐震設計には精通していますが、耐風設計に関する知識は必ずしも十分でないことが多く、意図せず誤った設計が行われていることもあります。
本書は、風と風力についての基礎知識から具体的な耐風設計の事例まで、風工学や構造設計の専門家が分かりやすく解説した太陽光発電システムの設計者必携の技術書です。
一方、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)様では、「地上設置型太陽光発電システムの設計・施工ガイドライン」、「特殊な設置形態(傾斜地設置型・営農型・水上設置型)の太陽光発電システムの設計・施工ガイドライン」などを策定され、公開されています。
本研究会はこれらのNEDO事業の受け皿としての機能も果たし、逆にこの事業の成果が本マニュアルの改訂にも反映されています。
この度「太陽光発電システム耐風設計マニュアル(2024年版)」の概要・内容等の説明会(Webによるセミナー)を2025年2月18日(火)13:00~17:00(予定)で開催致します。
本マニュアルが太陽光発電設備の設置に際して、参考になれば幸いです。