建物設置型太陽光発電システムの設計・施工ガイドライン(2024年版)のセミナー開催について
2024/10/30
太陽光発電は2012年のFIT制度開始後に急速に拡大した一方で、残念ながら台風、積雪、豪雨など自然事象による被害が少なからず発生しており、太陽光発電設備の安全性に対する懸念が高まっています。
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業※の一環として「地上設置型太陽光発電システムの設計ガイドライン」を策定して参りました。
また、特殊な設置環境の構造設計、電気設計・施工の項目を加えた「傾斜地設置型」「営農型」「水上設置型」の太陽光発電システムの設計・施工ガイドラインを追加致しました。
建物設置の太陽光発電は2030年度におけるエネルギー需給の見通しにおいて、追加的な導入が期待されており、民間企業による自家消費型の推進として各種建物として10GW、公共設備として6GW、空港分野において2.3GW、新築住宅として3.5GW程度が想定されています。
建物設置においても飛散事故などが散見されることから、NEDOの委託事業において「太陽光発電主力電源化推進技術開発/太陽光発電の長期安定電源化技術開発/安全性・信頼性確保技術開発(建物設置形態太陽光発電設備の設計・施工ガイドラインの策定)」の一環としてこれまでに得られた知見をまとめ、建物設置の太陽光発電設備の安全性確保のための設計・施工ガイドラインの策定を行いました。
2024年11月19日(火)10:00~12:05(予定)で「建物設置型太陽光発電システムの設計・施工ガイドライン(2024年版)」に関する概要や内容等の説明会(Zoomによるセミナー)を開催致します。
本ガイドラインが建物設置型太陽光発電システムの設置に際して参考になれば幸いです。
※この成果物は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託業務「太陽光発電主力電源化推進技術開発/太陽光発電の長期安定電源化技術開発/太陽光発電の長期安定電源化技術開発」の結果として得られたものです。